研究室を変えようと思ったきっかけ ~中分子創薬との出会い~
こんにちは!しずくです。
最近、急に寒くなりましたね!
昨晩、私もタオルケットを布団に変えました笑
あのままタオルケットだと凍え死んでいましたね(⌒-⌒; )
(そんなことどうでもいいわ!)
すみません。
始めさせていただきます。
研究室を変えようとしていたきっかけ
話は4年生の10月頃に遡ります。
私は某私立の4年制薬学部で、当時自大の推薦を取っていて修士で卒業しようと思ってました。
研究室も化学の合成系の研究室だったので、それなりに良い就職先に先輩方は就職されてました。
このまま行けば、自分もそれなりの企業に就職できることはある程度良いところには行けるだろうと感じていました。
しかしながら、色々な訳あって研究室を辞めようかこのまま続けるか迷ってました。
詳しく知りたい方はこちら
そんな中とある学会で、中分子創薬のすすめという話を聞きました。
低分子医薬、抗体医薬、核酸医薬は知ってるけど、中分子創薬⁉︎
なんだそれは!!
低分子医薬 抗体医薬
その前に低分子医薬と抗体医薬のお話簡単にをしましょう!
低分子医薬はいつも私たちが目にすることが多い、分子量の小さい医薬品のことです。
よくパッケージの裏に構造式が書いてあれば、大抵は低分子医薬ですね!
この利点は
- 細胞膜内のものを標的にすることができる
- 大量生産が可能で安い
などがありますが、逆に欠点として、
副作用のリスクが大きい
ことがあります。
一方、抗体医薬はタンパク質なので、分子量が大きく、
利点は
- 副作用のリスクが少ない
- より効果的である
などがありますが、逆に欠点として
- めっちゃ高い
- 細胞膜を透過できない
ことがあります。
低分子医薬と抗体医薬はお互いに逆の利点欠点を持っているんですねー
中分子創薬
中分子医薬は
簡単にいうと低分子医薬と抗体医薬の真ん中程度の分子量を持っていて、両者の欠点を補い合い、さらに両者の利点を兼ね備える新たな創薬ターゲットのことですね。
最近は本当にこの分野の研究が流行ってます!
代表となるのがペプチドです。
この公演のあと、発表者の研究室について調べました。
「有機化学から生物学への応用を遂行しています」
その研究室のホームページにはこう書いてました!
私は四年生の時、生物学も興味ありましたが、薬を作るって言ったらやっぱ合成だよなぁと思っていて、合成系の研究室に進みました。
でもいつかは有機合成を生物学へ応用したいと思っていました。
自分の考えとドンピシャやん!!
しかも研究内容を見てみても、その通りだったので、この研究室に行きたい!!と思いました。
今思えばあの学会に行ってたから、この道が拓けたと考えると人生何が起こるか分からないなぁと思いましたね。
その時の公演の研究室が東京医科歯科大学大学院の研究室でした。
その後の研究室訪問や、院試についても懇切丁寧に対応してくださり、本当に感謝しています。
今の研究室に何か物足りなさを感じている方や違う分野をやってみたいと思っている方は、学会で新たな分野を見つけるのも良いかもしれませんね!
ということで研究室を変えようと思ったきっかけ~中分子創薬との出会い~でした!